途中解約時の返還金「解約返戻金」
2014/08/04 2018/06/14
はじめて自動車を購入する時は、車検や任意保険の加入もセットでおこないます。
保有し続けるかぎりは、途中解約せずに更新のタイミングで他社の自動車保険に乗り換えることが多いです。
しかし、自動車の買い替えとタイミングが合わなかったり、自動車を手放すから短期の自動車保険につなぎの目的で加入したりするケースもあります。
また、廃車にする時は、新しく購入する予定がなければ保険を途中解約するでしょう。
途中解約する時に、自動車保険では保険料が返還される解約返戻金というものがあります。
解約返戻金でいくらぐらい還ってくるのか
自動車保険は年払いにしている人が多いです。保険料を先払いしているので、途中で保険契約を解約する場合は支払った保険料の一部が返還されます。
いくらぐらい還ってくるのか?
月割計算で戻ってくるようなシンプルな話ではありません。
解約返戻金の計算には、短期率という係数が使われます。保険の残存期間に応じて短期率が設定されており、その係数をかけて金額が算出されます。
当然ながら、単純に月割計算するよりも返還される金額は少なくなります。
短期率は損保会社や保険によって異なる
短期率は、損害保険会社や契約している保険によって異なります。
ですから、詳細は加入している保険約款を確認してください。おおよそですが、60%~70%になることが多いですかね。
途中解約では仕方がないと割り切ったほうが良い
短期率を使うことで、単純な月割計算よりも解約返戻金は少なくなります。被保険者からすると不利になると言えます。
ただ、これは仕方がないと割り切ったほうが良いと思います。
月払いで保険契約をおこなうと年間一括で支払うのに比べて割高になります。
月割で戻ってこないとしても、年払いで途中解約のほうが結果的に得することが多いからです。
半年以上加入する予定だと年払いのほうが良い
明らかに短期間の加入となる場合は、月払いや短期契約のできる自動車保険に加入したほうが良いと思います。
でも、半年以上加入する予定がある場合は、年間一括払いのほうが良さそうです。
一番避けたいのは、「途中でやめるからもったいない」と任意保険に加入しないことです。
自動車保険は加入する車や保険・特約内容によって保険料は異なるので、実際に計算してみると良いでしょう。面倒であれば、年払いをおすすめします。