マイカーが事故で損害を受けた時の修理費用を補償する「車両保険」とは?
2020/11/05 2020/11/06

車両保険に加入していると、自分の車両が事故で修理が必要になった際に保険金を受け取れます。
対物賠償保険や対人賠償保険は、事故の相手の被害を補償する保険ですが、車両保険は自分の被害を補償する保険です。
車両保険は、いろいろな理由から加入する必要がないと言われています。本当に不要なのでしょうか?
この記事では、車両保険の基本的な内容についてご紹介します。
車両保険とは
車両保険は、マイカーが事故で損害を受けた時に、修理費用を補償してくれる保険です。
事故の相手方ではなく、自分の自動車に対して保険金が支払われます。
また、自動車事故の他に、火災や台風など自然災害、いたずらや盗難などの被害に対しても、修理費用が補償されることがあります。
車両保険の種類。一般タイプとエコノミータイプ
車両保険には、大きく「一般タイプ」と「エコノミータイプ」があります。
通常の車両保険が一般タイプ、補償範囲が限定されているのがエコノミータイプです。
エコノミータイプは補償範囲が限定されているぶん、保険料が安くなりますが、自損事故や当て逃げでは補償されません。他の補償対象は同じです。
車両保険で補償される
- 盗難
- いたずら
- 物の飛来・落下による損害
- 火災や台風といった自然災害による被害
- 単独事故・自損事故(一般タイプのみ)
- 当て逃げ(一般タイプのみ)
車両保険で補償されない
- 地震と噴火、津波による損害
車両保険は必要?不要?
車両保険を使えない事故もありますし、等級ダウンするので使うと結果的に損することもあります。だからといって、車両保険は不要と一概には言えません。
車両保険で支払われる保険金は、契約車両の車両価値をもとに算出されます。
損害賠償額から算出される対物賠償保険や対人賠償保険の保険金とは違い、あらかじめ保険金の限度額を想定することが可能です。
そのため、加入する必要があるかどうかは、マイカーの車両価値を調べると判断がつきます。
基本的には、新車は加入したほうが良く、中古車に関しては型式や走行距離で車両価値はかい離するので、ケースバイケースと言えるでしょう。