損害賠償請求の「積極損害」と「消極損害」

相手のいる事故では、双方もしくは一方に賠償責任が生じます。そして被害者が損害賠償を請求することになります。

この賠償を請求する損害には、積極損害と消極損害があります。

積極損害とは

積極損害とは、事故によって被った損害の中で実際に治療や修理でかかった費用になります。

主なところで診察費や治療費、入院費用があります。他にも、通院にかかる交通費や治療に必要な器具(義歯、メガネ、車いすなど)も含まれます。

死亡した場合は、葬儀費用も含まれます。障害が残った場合は、自宅を介護用に改築したり、自動車を障害者用に改造したりした費用も積極損害です。

また、損害賠償請求をおこなう時に必要な手続費用や弁護士費用なども実費計算できることから積極損害に分類されます。

消極損害とは

消極損害は、積極損害と逆で基本的に実費請求できないものです。

積極損害は回復するために費やした金額になります。一方で、消極損害とは、事故によって本来得られていた利益を意味します。細かく休業補償逸失利益に分けられます。

休業補償は、事故によって休業しなければならず、それが原因で失った収入のことです。サラリーマンであれば、1週間治療で休めばその分の給料が減ってしまう。この金額を補償するということで、文字どおりですね。

逸失利益は、事故に遭遇したことで失ってしまった利益。休業補償も同じことを意味できますが、逸失利益のほうが広義で、その中から休業補償を除く感じになります。

例えば、被害者が亡くなった場合。一時的に仕事を休むわけではありませんから、休業補償ではありません。本来、事故にあわずに仕事を続けることができれば得られるであろう利益が逸失利益となります。詳しくいうと、67歳まで勤められているとの想定で得られたはずの収入を逸失利益として考えます。

逸失利益は、直近1年間の収入に労働できたであろう稼働可能期間、ライプニッツ係数と呼ばれる係数を掛けます。さらに、生活費控除部分を考慮したりと、算出するのは複雑です。ただ、死亡や後遺障害の場合は、数十年のスパンで考えるので、被害者が20代の事故でも高額な損害賠償金額になるのです。

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